(い いけない・・・!ゴンガガ達に知らせなきゃ!!) 僕は焦っていたせいで飛び移る瞬間にバランスを崩して 肩から地面に落っこちてしまった 「・・・!!!」 「・・・・・!!!」 男は何かを叫んだ こっちに向かってくる 僕はあわてて木に登り枝を次々に渡って行った (森が・・・ 森が燃えちゃう・・・!) 「ニアリス・・・ ゴンガガ・・・」 僕は無我夢中で飛び続けた +++++++++ 「ニアリス!!ゴンガガ!!」 僕は上手く着地出来なくて思い切り頭から転がり込んだ 「ヴァリィ?どうしたの一体?」 「森が・・・ さっき・・・向こうで男が二人・・・ 木が燃えて・・・」 「燃えて だと!? どういうことだヴァリィ!!」 ゴンガガが怒鳴ったので思わず僕はすくんでしまった 「男の人が二人いて・・・片方が木に火をつけて・・・ そしたらどんどん燃え広がっていって・・・」 僕は鼻をすすりながら震える声を押し殺してゴンガガに伝えた 「何だと・・・!!! 畜生・・・一体誰が・・・!!」 ゴンガガは思い切り地面を蹴った 僕はニアリスの首に抱きついてただ泣いていた 「ゴンガガ 他の仲間を森の泉に避難させましょう」 「くそ!!何てこった!!!」 ゴンガガはそう吐き捨てると 他のみんながいるところへ走り出した 「ゴンガガぁ!!」 木に埋もれて見えなくなる後ろ姿 全身に鳥肌が立つ 胃をわし掴みにされたような感覚 「ヴァリィ あなたは私と一緒に居るの 絶対に離れちゃだめよ」 僕は自分の力全てを使ってニアリスに抱きついた 「ニアリス・・・ 僕・・・怖いよ・・・」 さらに力を込めた もう二度と離れてしまわないように 「大丈夫 私たちがあなたを守るから」 ニアリスの綺麗な瞳に 少しだけ心が安らいだ でもニアリスの後ろでは 遠くで赤々と木々が燃えているのがはっきり見えた 「さぁ 急ぐわよ!」 ← →